39歳になったのをきっかけに、私は簿記3級の勉強を始めました。
簿記については、名前を知っている程度で、簿記が何をするものなのかも、ほとんど知りませんでした。
そんな簿記初心者の私が、仕事や家庭と両立しながら独学で5ヶ月間勉強し、簿記3級に合格することができました。
ただ、順調に合格できたわけではありません。
1回目の試験は41点で不合格。
2回目も57点で不合格でした。
それでも勉強を続け、3回目の試験で91点を取り、ようやく合格することができました。
この記事では、私が簿記3級を受けようと思った理由や、実際に使った教材、3回の試験を受けて感じたことなどを紹介します。
5ヶ月間の勉強内容については、1ヶ月目から合格までの流れを別の記事で詳しくまとめています。
簿記3級を受けようと思った理由
30代後半から、「まだ何かに挑戦したい」「少しずつでも自分の知識を増やしたい」という気持ちが強くなってきました。
そこで、仕事にも日常生活にも役立ちそうな資格について調べ始めました。
いくつかの資格を調べる中で気になったのが、簿記でした。
簿記に興味を持った理由の一つは、お金についてきちんと学びたいと思ったことです。
普段の生活でも身近なものですし、今後新たな挑戦をしたときにも、こうした知識はあるほうがいいと思いました。
知識があれば、家計管理の参考にもなるのではないか、という思いもありました。
お金の流れを理解するための基本的な知識を身につけたい。
そう思ったことが、簿記を学んでみようと思ったきっかけです。
とはいっても、この時点では簿記について詳しかったわけではありません。
「簿記」という言葉は知っていましたが、具体的に何をするものなのかは、ほとんどわかっていませんでした。
また、39歳になってから新しい資格の勉強を始めることに、少し迷いもありました。
「今から簿記3級を勉強して、本当に合格できるのだろうか」
そんなことを考えたこともあります。
それでも、調べていくうちに、簿記3級なら初心者からでも始められそうだと感じ、「まずはやってみよう」と受験を決めました。
ここから、私の簿記3級の勉強が始まりました。
私が使ったテキスト・問題集・勉強道具
簿記3級の勉強を始めようと決めたものの、最初は「何を使って勉強すればいいの?」という状態でした。
スクールなどもありましたが、少しでも費用を抑えたいという思いと、最後まで続けられるかわからないという不安もあり、独学で自分のペースで進めることにしました。
ネットなどの情報を参考にしながら、まずは基本を理解するためのテキストと、問題を解くための問題集を選びました。
ここでは、私が実際に使ったものを紹介します。
使ったテキスト
みんなが欲しかった!簿記の教科書 日商3級
簿記について何も知らなかった私が、最初に取り組んだ教材です。
選んだ理由は、文字だけでなく、図解を使って解説してくれていたからです。
どうしても文字だけが並んでいると、私の場合はすぐに疲れてしまいます。
また、項目ごとに色分けされていて、私にはとても読みやすく感じました。
ただ、最初はテキストを読んでも、仕訳などの言葉がなかなか頭に入ってきませんでした。
それでも、わからないところで止まりすぎず、まずは全体を一通り進めることを意識しました。
使った問題集
みんなが欲しかった!簿記の問題集 日商3級
テキストで基本を学んだあと、問題演習に使いました。
簿記は、テキストを読んで「わかったつもり」になるだけでは、なかなか問題が解けません。
実際に解いてみると、「ここは理解できていなかった」と気づくことが何度もありました。
そのため、学習が進むにつれて、テキストを読む時間よりも問題を解く時間が増えていきました。
スッキリうかる 日商簿記3級 本試験予想問題集
こちらは、2回目の試験に落ちたあとに購入しました。
試験を受けて、限られた時間の中で問題を解く練習が必要だと感じたからです。
私が購入した予想問題集には9回分の予想問題があり、解説やポイントもまとめられていて、とてもわかりやすい内容でした。
使った勉強道具
教材以外では、次のようなものを使いました。
- A5ノート
- シャーペン
- 3色ボールペン
- 蛍光ペン
- 消しゴム
- マイタック ラミネートインデックス
- 電卓
特別なものをたくさん用意したわけではありません。
中でもラミネートインデックスは、学習を続けるうえで便利でした。
各項目に貼っておくと、確認したいページをすぐに開けます。
また、透明保護フィルムが付いているので、破れたりするのを防ぐことができ、耐久性がある点も良かったです。
電卓については、試験で使用できるものに条件があるため、受験前に確認しておくと安心です。
実際に試験を受けてみた
私はネット試験で簿記3級を3回受験しました。

5ヶ月間勉強してきましたが、試験を受けてみると、普段の学習では気づかなかったこともたくさんありました。
ここでは、3回の受験を通して感じたことや、試験前・試験中に意識したこと、ネット試験会場の様子について紹介します。
試験を受けてわかったこと
1回目の試験は41点でした。
第1問の仕訳問題で39点を取れましたが、第2問と第3問を十分に解くことができませんでした。
勉強しているときは、「テキストも一通り読んだし、問題も解いているから大丈夫だろう」と考えていました。
でも、実際の試験では思うように問題を解くことができませんでした。
この経験から、テキストを読むだけではなく、さまざまな問題を解いて、実際の試験に対応する練習が必要なんだと強く感じました。
2回目の試験は57点でした。
41点から16点上がったことで、勉強したことが少しずつ結果に出てきたことは感じました。
一方で、第2問と第3問の解答に時間がかかりすぎて、きちんと考えて解く時間が足りなくなってしまいました。
第1問はできるだけ正確かつ早く解答し、第2問と第3問に使える時間を残しておくことが大切だと感じました。
また、普段の学習で問題を解く量が少なかったことにも気づきました。
もっといろいろな問題に触れて、問題のパターンを知っておく必要があると思い、2回目の試験が終わってすぐに予想問題集を購入しました。
3回目の試験に向けては、第1問の仕訳問題に毎日少しずつ取り組みながら、第2問と第3問の問題演習に時間を使いました。
特に第3問は、問題を解いているうちに、点数につながる項目がある程度わかってきたので、そこを重点的に取り組みました。
また、先に問題集の解答を見て、「どの項目に点数がつくのか」を確認しておくと、どこを重点的に勉強すればいいのかわかりやすく、対策しやすいと感じました。
3回の試験を経験して感じたのは、問題を解くだけで終わらせず、間違えたところを振り返りながら、自分の苦手な部分を知ることの大切さです。
試験前にやってよかったこと
試験直前は「新しいことをたくさん覚える」よりも、今まで学んできたことを確認する時間にするほうがいいと感じました。
特に意識したのは、自分が何度も間違えている問題です。
一度できた問題よりも、「なぜか毎回間違える問題」をもう一度確認するようにしました。
また、問題を解くときには、実際の試験を意識して時間を測るようにしました。
本番では、知識があるだけではなく、限られた時間の中で問題を解く必要があります。
そのため、「この問題に時間をかけすぎない」「迷ったら一度先に進む」といったことも意識しました。
試験中に意識したこと
試験では、最初からすべての問題を完璧に解こうとしないことも大切だと感じました。
問題を見てすぐに解き方がわからない場合は、必要以上に時間を使わず、いったん先に進む。
そして、最後に戻ってくる。
私の場合は、第1問に時間をかけすぎると、その後の問題を解く時間がなくなってしまうことが怖かったので、時間配分を意識しました。
普段から時間を測って問題を解いておくことで、本番でも時間を意識しながら進められるようになりました。
ネット試験会場のこと
私はネット試験で、3回とも別々の会場で申し込みをしました。
3つの会場で受験してみて感じたのは、会場によって机の広さや、物を置けるスペースなどに少し違いがあるということです。
試験そのものはパソコンで受けるので、どの会場でも大きな違いはありません。
ただ、電卓やメモ用紙、マウスなどを使うので、机のスペースは意外と気になりました。
私は、着席したら試験開始前に、自分が使いやすいように電卓・メモ用紙・マウスの位置を整えるようにしていました。
私自身、最初の頃は「試験問題を解くこと」ばかりを考えていました。
でも、3回受験してみると、こうした小さな準備も、落ち着いて試験を受けるためには大切だと感じました。
まとめ
簿記についてほとんど何も知らなかった私が、39歳から簿記3級に挑戦しました。
一度で合格できたわけではありませんが、3回の試験を経験したことで、自分の勉強方法や試験への向き合い方を見直すことができました。
簿記を始める前は、「仕訳」という言葉もよくわからず、テキストを読んでも戸惑うことばかりでした。
それでも、わからないことを一つずつ学んでいくうちに、少しずつ問題が解けるようになりました。
もし今、「簿記3級を受けてみたいけど、自分にできるかな」と迷っているなら、まずは勉強を始めてみてもいいと思います。
私の場合は、試験を受けるたびに自分の苦手なところや足りない部分が少しずつ見えるようになり、勉強方法も変わっていきました。
また、仕事や家庭がある中で、毎日長い時間を勉強することはできませんでした。
それでも、朝の時間やちょっとした隙間時間を使いながら、自分にできる範囲で続けていきました。
勉強できない日もありましたが、完璧にやろうとするよりも、また次の日に再開することを意識しました。
39歳から始めた私でも、知らなかったことを少しずつ学び、自分のペースで勉強を続けることで、最終的に簿記3級に合格することができました。
この記事では、簿記3級を受けようと思った理由や、実際に使った教材、3回の試験を受けて感じたことなどを紹介してきました。
私が、どのように勉強を進めたかについては、別の記事で詳しく紹介しています。
私の体験が、誰かの参考になりますように。


